政府がエネルギー関連や金融機関の株式を所有

ノルウェーと言えば福祉国家として有名で、手厚い福祉を支えられるだけの経済が発展しています。

経済状況は非常に良いと言ってもよいでしょう。エネルギー関連企業の株式を政府が多く持っているという特徴もあります。

EUとの関係についてですが、経済は密接に関連しているといえるでしょう。

しかしながら、EUへの加盟については、国民全体として反対しています。全体的な経済構造が石油に依存しているといったことも懸念される中で、それ以外の産業を育てることが必要だといわれているのです。

石油関連の産業の影響は、GDPの23%にも上ります。

石油や天然ガスの輸出による影響は大きいと言わざるを得ません。石油はエネルギーとして国内で消費されるのではなくて、工業材料となったり輸出に回されたりしています。ノルウェーのエネルギーは石油依存型ではありません。

ノルウェーには発電所がいくつかあるのですが、最も多いのが水力発電所です。

スカンジナビア山脈があり、ここに十分な河川があることなどから、水力発電所の設置は容易なのです。水力発電所以外に地熱発電所や風力発電所がありますが、どれも再生可能エネルギーです。

歴史的に見れば水産業や造船業が盛んな地域だともいえるでしょう。

現在でも水産業は盛んで、豊富な海洋資源に恵まれていることから、いろいろな国へ輸出をしています。日本にも多くの魚介類を輸出しています。水産業や食品加工業は、現在でも多くの人が携わっています。造船業に関しては、かつては盛んでしたが、現在では世界シェアを低下させています。

ノルウェーで発達している産業の一つに金融業があります。

現在のところは国に管理されていると言ってもよいでしょう。

たとえば、最大手の金融機関の大株主は財務省です。国によって金融が管理されているために安定していて、これが経済状況を支えているとも考えられます。

経済や金融の中心となるのがオスロ証券取引所です。

もともとは船舶を売買することから取引が始まったといわれていますが、比較的古くから株式や債券の取引が行われるようになります。

そして、現在ではほかの取引所と同様に、電子的に取引が行われるようになっています。取引所を代表する指数場OBX指数で、上場株式のうちの25銘柄から構成されています。

時価総額型の指数ですから、日本でいえばTOPIXに似たものだといえるでしょう。オプションや先物なども設定されていて、同取引所で取引が可能です。